• T-Studio / ティースタジオ

    T-Studio

    無機質な存在に命を吹き込む、一瞬のシャッターチャンス

    東京・隅田川沿いにある木造の倉庫。およそ50坪もある仕切りのない空間には看板犬のラブラドールとダックスフンドが元気よく走り回る。「くつろげるスタジオ」をモットーにしている『T-Studio』は、大きな窓から差し込むたっぷりの光と、心地良い風が印象的だ。
    フリーのカメラマンとしてプロフィール用の宣材から広告モデル、グルメや工具、おもちゃなど幅広いジャンルを柔軟に対応するが、現在もっとも得意とするのは「物撮り」。スタジオの広さがあるからこそできる「着物」の撮影は、全形を写しながらも作家が繊細に描いたデザインの隅々まで鮮明に写し出す。また、女性に愛され続ける「ジュエリー」はカッティングから放つ光の反射をとらえ、心をときめかせる宝物に仕上げる。長年、依頼が続いているのは作家のアート作品撮影。ペーパークラフトや陶芸品の物撮り。作家が愛を込め、誕生させた一つひとつの作品を、同じように愛を込めて撮影する谷崎氏の写真は、テクニックだけでは写し出せないハートがある。「ライティングや角度、距離を探っている時に見える一瞬のシャッターチャンスがあるんです」と語る谷崎氏は、シャッターを押すときに無機質な「物」に命を吹き込んでいるのかもしれない。

     

    T-Studio Photographer Haruhiko Tanizaki 谷崎 春彦Photographer
    Haruhiko Tanizaki
    谷崎 春彦
    枠にはめられることが苦手だと話す谷崎氏。だからクライアントとはゆるやかに関係を築きながら繋がっている。また、彼が撮る「温かく柔らかい」写真が好きだと依頼がくることも多い。撮影は対峙した時に感じるインスピレーションと被写体が発する個性を探すのが楽しいのだそう。「自分だけが満足するアーティストタイプのカメラマンじゃない。写真の仕事が好きなんだ」と話す。

     

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    東京フォトスタジオガイド〜T-Studio / ティースタジオ

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