TO LIGHT BEYOND HARUO HARAMAKI
原槇春夫のメッセージ
写真家・原槇春夫のライフワークは平林寺。
1375年創建、武蔵野・野火止台地に13万坪。
禅修行の道場を持つ古刹。思わず息をのむような武蔵野の大自然がそのままに残っている。
原槇春夫が撮る平林寺は、深き哲学、極められた美等が混然一体、膨大な情報量となって内在している。ここでは「その先の光」をテーマに3点の作品をピックアップ。行く手を阻むかのように屹立する樹木、雪がかぶさり挑みかかるような樹木、緑をしたたらせ、まるで近づくなと叫ぶような樹木。しかしその先には、必ず光が差し込んでいる。
樹木は苦難、光は希望のメタファー。
今を生きる人たちへの原槇春夫からの励ましのメッセージと感じられてならない。前に進んでみよう、その先には必ず光があるからと。
Photographer
HARUO HARAMAKI
原槇 春夫 1948〜
1970年 渡辺義雄に師事
1973年 写真集「多摩川」
1992年 写真集「古刹」
1997年 写真集「神顕つ山」
2003年 写真集「美しき瞑想-平林寺-」
2011年 写真集「平林寺-水の章・色の章・仏の章」
平林寺のお写真、感動しました。期間中何度も足を運んでいます。会場にいるだけで癒されます。